投資初心者必見!株式投資の始め方を徹底解説!

少子高齢化によって年金システムを継続させることが困難になることはほぼ確実です。

 

年金だけでは老後の生活資金を賄えないため、投資に興味を持つ人が増えています。

 

本記事では数ある投資の中でももっともポピュラーな、株式投資の始め方について詳しく解説します。

 

目次

株式投資の株式とは?

 

会社は自分の資金だけでは運営できていないところがほとんどです。

 

銀行などの金融機関から融資を受けたり、債券を買ってもらったりして資金を確保しています。

 

株式は企業の資金調達手段のひとつで、投資家に株式を買ってもらうことで資金を確保し、会社を運営します。

 

通常、企業の株は世間に流通しているわけではないため、個人投資家が買うことは非常に困難です。

 

ただし、企業が証券取引所に株を公開していれば証券会社を通じて購入できます。

 

企業が証券取引所に株を公開することを上場と言いますが、現在国内で運営している企業のうち、約3,800社が上場しています。

 

株主の3つの権利

 

 

企業の株を保有することで、その企業の株主になれます。

 

株主になると、以下の3つの権利を有することになります。

 

  • 株主総会に出席できる権利
  • ・配当金など利益分配を受け取る権利
  • ・会社が解散する時に残った財産を分配して受け取る権利

 

株主総会は企業の経営方針を決める会議で、株主は経営方針に対して要望や意見を述べることができます。

そして、株主は会社の経営が悪化しても株価以上に援助をする必要はありません。

 

その代わり、株主になっている会社が倒産しても出資したお金は戻ってこない点には注意が必要です。

 

株式投資で得られる利益は3種類

 

株式投資最大の魅力は、運用することによって銀行預金とは比べ物にならないほど資産を増やせるチャンスを得られると言う点でしょう。

株式投資で得られる利益は大きく分けると3種類あります。

 

どの利益をメインに狙うかで投資スタイルは大きく変わるため、3種類の利益すべてしっかり覚えておくようにしましょう。

 

インカムゲイン

 

インカムゲインは株を保有している状態で、その株を販売している企業が得た利益の一部を株主に還元することで利益を得るシステムで、一般的には「配当金」とも呼ばれています。

配当金のタイミングは企業によって異なりますが、中間決算と期末決算の年2回支払われる場合がほとんどです。

 

配当金は株を保有し続ける限り支払われるため、利益が安定するというメリットがありますが、その一方で企業の業績によって配当金の額は大きく上下するというデメリットがあります。

 

キャピタルゲイン

 

株で利益を得る手段としてもっともよく知られているのが、株価が上昇し、もともと買った値段よりも高くなったときに売って利益を得る「根上駅」を狙った方法です。

投資の用語では資産を売ることによって利益を得る方法を「キャピタルゲイン」と呼びます。

 

キャピタルゲインでは「安いときに買って最高値で売る」ことが鉄則です。

株価は1日単位どころか時間単位でも大きく変動するため、本気でキャピタルゲインによる資産運用をするならば、1日中株価チャートを監視し続ける必要があるでしょう。

 

キャピタルゲインは上手く行けば短期間に資産を数倍に増やせるためリターンが大きいというメリットがある一方で、株価の値動きを見誤ると多大な損失を被るというデメリットがあります。

 

株主優待

 

株主優待は日本独自の利益を得る手段で、自社の株式を保有している株主に対してお金という形ではなく、自社が生産している商品や運営している店舗の割引券など、実際に使える「モノ」を支給するサービスです。

投資したお金が還元されているという時間が湧きやすいということもあり、株式投資初心者が株式投資に興味を持つきっかけにもなっています。

 

一方で、還元する利益を商品やサービスで使っているため、本来の配当金などはかなり少なくなるというデメリットもあります。

また、株主優待を始めるのも終了するのも企業の自由なので、業績が悪化すると突然株主優待を終了される恐れがあるのもデメリットといえるでしょう。

 

取引スタイルを確立しておこう

 

株式投資を始めるにあたって、最初に決めておいておくとよいのが自分がどのような投資スタイルで投資を進めていくかです。

株式投資は投資スタイルによって、どの株式投資を買うか、いつまで株式投資を保有していつ売るかなどが大きく変わります。

 

投資スタイルは千差万別ですが、以下に一例を挙げていきます。

 

  • ・短期投資でどんどん売り買いしてキャピタルゲインを積み重ねる
  • ・安定して成長するであろう銘柄を長く保有してインカムゲインを積み重ねていく
  • ・株価の値動きを見て安くなったときに購入し、しばらく保有し続けて時期が来たら売却する
  • ・株主優待目当てで銘柄を選んで長期保有または短期保有する

 

株式投資にどれだけの資金を回せるのか、どのくらいのリスクを受け止められるか、そして株式投資にどれだけの時間を割けるかを考慮すると自分の投資スタイルを確立しやすくなるでしょう。

 

株を買うには証券口座を開設しなければならない

 

株式投資を始めるには、証券口座を開設しなければなりません。

証券口座と聞くと身構えてしまう人も多いですが、開設する手順は銀行口座とほぼ同じですし、近年はインターネット上ですべて解決するため、何も難しいことはありません。

 

また、開設してからすぐに株式投資を始める必要もなく、開設後そのまま何もせずに放置することもできます。

 

証券口座を開設できる場所

 

証券口座を開設できる場所は大きく、銀行・証券会社・ネット証券の3つですが、それぞれ特徴があります。

特徴を把握して、自分に最適な口座開設場所を選ぶようにしましょう。

 

銀行

 

 

銀行は対面で証券口座を開設することになります。

3積み立て投資枠の口座開設場所のうち、銀行は取扱商品も少なく手数料も高いため、あまりおすすめできません。

 

ただし、暮らしに身近な施設であるため、すぐに相談できるというメリットがあります。

 

証券会社

 

証券会社は銀行とは異なり、株など投資対象の商品をメインに取り扱っている金融機関です。

口座開設や取扱商品の数、手数料などは銀行とは比べ物にならないほど好条件であり、対面で相談することも考慮して証券口座を開設するならば、証券会社のほうがよいでしょう。

 

ネット証券

 

ネット証券は口座開設やとりひきなどを すべてインターネット上で完結させるシステムです。

取扱商品の数は3つのなかでもっとも多く、取引手数料も店舗を持たない分大幅に安いため、基本的にネット証券で口座を開設することをおすすめします。

 

証券会社開設から入金まで

 

証券口座開設をする際は以下のポイントに注目するとよいでしょう。

ちなみに証券口座はネット証券で開設することを前提にしているため、注目すべきポイントもネット証券が対象となっています。

 

  • ・取扱商品の数
  • ・取引手数料
  • ・アプリ濃の有無やツールの使いやすさ
  • ・サービスの内容

 

口座開設はネット上の指示通りに進めていけば特に迷うこともないでしょう。

口座は大きく分けて「特定口座(源泉徴収あり)」と、「一般口座・特定口座(源泉徴収なし)」とがありますが、投資初心者は確定申告が不要となる特定口座(源泉徴収あり)がおすすめです。

 

口座開設ができたら、口座に株を買うためのお金を入金します。

株に使うお金は生活資金ともしものときに必要となるお金を差し引いた「余剰資金」で実施するのが鉄則です。

 

株を買う

 

 

入金が終わったらいよいよ株を購入することになりますが、株は銘柄によって必要な金額が大きく異なります。

株を長期的に保有する場合は、企業の業績の行く末を見続けることになるので、株式投資初心者は自分の暮らしに身近な企業の株を買うことをおすすめします。

 

まとめ

 

 

株式投資と聞くと、ハードルがとても高いように感じてしまいますが、株式投資をするのにやらなければならないことはたった3つです。

 

  • ・投資に使うお金を貯める
  • ・証券口座を開設して入金する
  • ・株を買う

 

株式投資は上手く運用すれば大きな利益を得られますが、その一方で資産が元本割れするデメリットもあります。

株式投資初心者は、「長期運用・積み立て投資・分散投資」を心がけて株式投資を始めるようにしましょう。

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