投資初心者が株式投資を始めるにはいくら必要?少額投資のコツを解説

 

株式投資を始めたいと思ってはいるものの、お金がどのくらい必要か分からず決心がつかないという人も多いのではないでしょうか。

本記事では、株式投資を始めるにはいくら必要かを解説し、株式投資初心者向けの投資手法である、少額投資のコツについても解説します。

 

目次

株を始めるにはいくら必要?

 

 

株式投資を始めるのにいくら必要かが分からなければ、なかなか株式投資にチャレンジしようという気持ちにはならないでしょう。

これまで株式投資についての知識がまったくなかった人からすれば、株式投資は数百万円~数千万円の資金が必要で、お金持ちの人たちだけのものだというイメージを抱いているのではないでしょうか。

 

株式投資をするのにいくら必要かは、自分がどの会社の株を買いたいかによって変わります。

株式を上場している企業は、日本国内の企業だけで3,948社(2024年7月18日)あります。

 

上場している企業は、株価を公開していますが、株は基本的に100株からの購入になるので、必要なお金は株価×100で計算します。

株価は企業によって大きく異なり、例えば有名企業でもユニクロなどを展開するファーストリテイリングは4万円以上ですが、和民などを展開するワタミは1株約900円です。

 

殆どの企業は1株3,000円以下なので、30万円あればほとんどの企業の株を購入できますが、1株が安い企業を探せば数千円からでも始められます。

 

数百円からでも株は始められる!

 

 

数千円から始められると聞くと、株式投資へのハードルはかなり下がってくるのではないでしょうか。

実は、株式投資を始めるには数千円も必要ありません。

 

先ほど株式を購入するには最低でも100株から買わなければならないと解説しましたが、株式投資は数百円単位で投資できる方法もあります。

株式投資を数百円単位で始める手法は以下の2つです。

 

  • ・単元未満株
  • ・株式ミニ投資
  • ・株式累積投資
  • ・米国株

 

単元未満株

単元未満株とは、100株に満たない株数で株式を購入する手法です。単元未満株を用いれば1株から購入できるので、普通の買い方なら手が出ないような超一流企業の株も購入できます。

例えば先程紹介したファーストリテイリングの株を100株購入しようとすれば400万円以上の資金が必要になりますが、単元未満株を用いれば4万円前後で購入できます。

 

4万円前後ならば、少し頑張れば十分手が届く範囲と思えるのではないでしょうか。

 

株式ミニ投資

株式ミニ投資とは通称「ミニ株」と呼ばれている手法で、通常の10分の1、つまり10株単位で株を購入する制度を指します。

例えば、N-BOXなどを販売している「ホンダ」は、日本のみならず世界的に有名な企業ですが、1株1,664円なので、100株購入すると166,000円近く必要になりますが、10株だと16,600円で購入できます。

 

先ほど紹介した単元未満株と株式ミニ投資は混同されがちですが、株式ミニ投資は10株区切りでの投資になる一方で、単元未満株は1株〜99株で購入可能となっています。

単元未満株や株式ミニ投資は資金が少なくても株式投資を始められるとてもおすすめの手段ですが、銘柄によっては対象外となっているものもある点には注意が必要です。

 

株式累積投資

単元未満株や株式ミニ投資と比べると知名度は低いですが、株式累積投資という手法でも少ない資金で株式投資をスタートできます。

株式累積投資は、株式を毎月一定額で購入し続ける手法で、定期預金のように株式をコツコツ積み立てていくと考えるとイメージしやすいのではないでしょうか。

 

毎月の購入金額は1万円以上からで、以降は1,000円単位で調整できます。毎月決まった金額の株式を購入するので株価が安い時はたくさん購入でき、株価が高い時はあまり買わないといった対応が自動的に行われます。

株式累積投資は、「ドルコスト平均法」とも呼ばれており、こちらの名称のほうが馴染みが深いという人もいることでしょう。

 

株式投資のなかでもかなり有効な投資方法のひとつなので、長期投資を検討している人にもおすすめできます。

 

米国株

実は米国株も少額投資可能な株式のひとつです。

100株単位での購入というのは日本株を購入するときの縛りで、米国株は1株から購入可能となっています。

 

米国株を少額投資することによる最大の魅力は誰もが知っているような超一流企業の株を保有できるという点です。

 

  • ・アップル:約35,840円
  • ・マイクロソフト:約69,280円
  • ・アマゾン:約29,280円

 

アマゾンの株を3万円以下で購入できるというのはかなり驚きではないでしょうか。

ただし米効果部はドルでの購入なので、為替変動リスクがある点には注意が必要です。

 

また、アメリカの株を購入するならアメリカの政治や経済、社会情勢についても注視しておかなければなりません。

 

少額投資で株式投資をするメリット

 

 

少額投資はこれから株式投資をやってみようと考えている人にとって、非常におすすめの投資手法です。

少額投資をすることによるメリットは大きく2つあります。

 

損失が発生してもリスクが少なく気軽に始められる

 

 

少額投資はなんといっても損失が発生してもほとんどリスクがないため、気軽に始められるのが代々のメリットです。

株式投資は上手く運用できれば大きな利益を得られますが、その一方で一夜にして10%近く資産が目減りすることもあり、ハイリスクハイリターンな投資手法であることは頭に入れて置かなければなりません。

 

しかし少額投資ならば、株価が大きく落ち込んでもほとんどダメージは感じません。

例えば株式に投資している金額が1,000円だけならば、10%の損失が出ても損害はたった100円です。

 

また、少額投資をすると割り切っていれば、生活資金まで投資に回すこともないため、株式投資の基本である「余剰資金での運用」を簡単に実現できます。

 

投資の勉強になるため本格的に株式投資をするときに生かすことができる

 

 

少額投資をすることによるメリットは、損失した際のダメージが小さいだけではありません。

株式の値動きは、少額投資でも大金投資でも変わりないため、たとえ少額でも実際に株式投資に参加することで、株式投資のことを身をもって学ぶことができます。

 

株式投資を始めていない人の中には、十分な知識をつけてから株式投資をしないと失敗するという考えの人も多いですが、いくら書籍などで勉強したとしても、リスクを完璧に回避することは不可能です。

1年ダラダラと株式投資の勉強をするよりも、1,000円でもよいので実際に株式投資に参加して、売り買いや値動きのチェックをしている人のほうが、確実に株式投資の知識を身につけられます。

 

株価が大きく落ち込んだときや、大きく上昇したときに、どうしてそうなったのか理由を検証することで、より株式投資についてのノウハウが身につき、今後本格的な株式投資をする際に必ず役立つ場面が訪れることでしょう。

 

少額投資でも分散投資が成功するための秘訣

 

 

たとえ少額投資であっても、同じ銘柄を買い続けるのは危険です。

単元株やミニ株ならば、1株・10株単位で購入できるため、毎回別の銘柄を購入して分散投資を心がけたほうがよいでしょう。

 

分散投資を心がければ、ひとつの銘柄が大暴落しても、別の株でフォローできます。

 

まとめ

 

 

株式投資は数百万円の資金がなければ始められないようなイメージを持っている人も多いです。

しかし単元未満株・ミニ株といった投資手法を駆使すれば、銘柄によっては数千円から株式投資を始めることもできます。

 

少額投資ならば株価が大暴落してもダメージはほとんどありません。

そして何より実際に株式投資に参加することで書籍や動画などでは学べないさまざまなことを学習できます。

 

株式投資を始めようか迷っているならば、1,000円からでもよいので、まずはチャレンジしてみることをおすすめします。

 

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